自己資本利益率(ROE)
投資用語集 · バリュエーションとファンダメンタルズ
純利益を株主資本で割った値。株主が投じた資本に対して、企業が稼ぐ利益の割合です。
定義
自己資本利益率(ROE)は、企業の純利益を株主資本で割った値です。「株主が出資した、または事業に残した資本1に対して、毎年どれだけの利益を上げているか」という問いに答えます。ROEが継続的に高い企業は、競争上の優位性を持っていることが多いといえます。
ROEは借入によってかさ上げされることがあります。借入を増やすと、利益に対して株主資本が小さくなり、事業が良くなったわけではないのに比率が上がります。大規模な自社株買いの後など、株主資本が非常に小さい、またはマイナスの企業でもゆがみます。ROEは負債の水準や利益率とあわせて読んでください。
公式
ROE = 純利益 ÷ 株主資本
純利益は直近12か月の値、株主資本は貸借対照表の値(期間の平均を使うことが多い)。
計算例
JPMorgan Chase & Co.(JPM)の自己資本利益率は17.8%です。株主資本100に対して、年間で約17.8の利益を上げている計算になります。純利益率は—です。
ROEが高く利益率も健全であれば、事業そのものが収益性の高い状態だと考えられます。ROEが高くても利益率が薄く負債が多い場合は、より慎重に見る必要があります。
ATLASでの活用方法
ATLASは、主要指標でROEを利益率や成長率とあわせて表示します。株主資本が非常に小さい、またはマイナスで数値が誤解を招く場合は、非表示にします。
ATLASの関連機能:財務情報 →ATLASのツール一覧 →実在の銘柄で確認する
上の例では次の企業を使っています。各企業のページで詳しい数値をご覧ください。
よくある質問
ROEは高いほど良いのでしょうか?
常にそうとは限りません。多額の負債によって高くなっている場合は、企業のリスクが高まります。負債が適度な水準で、ROEが高く安定している状態が最も望ましいといえます。
ROEとPBRにはどのような関係がありますか?
PBRは、PERにROEを掛けた値に等しくなります。ROEが高い企業ほど、PBRも高くなる傾向があります。
関連用語
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